2023/6/19

眠れない夜、久々に文章を書いてみる。

私は小さな幸せを見つけて拾って自分のものにするのが得意なようである。美味しいチョコレートを食べたとか、小さな蛙を見つけたとか、猫があくびをしたとか、そんなこと。どうでもいいこと。

小さな幸せを見つけていくことがそのまま生きていける理由になってくれればどれだけ楽だろうか。そんな幸せなことはない。幸せを感じ、「生きててよかった」と思うこともままあるが、かといって「生きていたい」に繋がることはない。自分の力で生まれた幸せじゃないからかもしれないと思ったり、でもこれを見つけたのは私だから私が勝手に生んだ幸せとも言えるわけで。まあどちらにせよ『幸せ』は『生きる理由』にはならない。少なくとも今の私は。

 

大声で泣いた。車の中で何度も。辛い、生きていたくない、死んでしまいたいと泣いた。ハンドルを反対にきれば簡単に死ねるのに買ったばかりのお気に入りかわいい新車ちゃんに傷をつけたくないのでやめた。

仕事をしながら泣いた。患者さんがご飯を食べている横で理由もなくぐしゃぐしゃに泣いた。自部署の7階から飛び降りるため窓を開けようとした。鍵に鍵がかかっていた。

 

病院で処方された薬を100錠酒で飲んだ。みんなODする時は勢いが足りないと思っていた。これで死ねると思った。案外楽だった。が、結局1日眠り姫になって終わった。目を覚ますと世界中誰しもが平等に持っているはずの6/17という日を私は失っていた。うっすら覚えているのは救急隊の人たち、救急車の乗り心地の悪さ、採血、6/19夕方に受診の話。他は覚えていない。

6/18おぼつかない足元と回らない呂律で1日を終える。