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私にとっての愛情、相手の欲しいものを与えることである。この場合の「欲しいもの」は物体や物質的な何かではなく、というのは大前提である。これが「定義」であるかは少し疑問が残るがこれが前提。

 

優しさとの区別を聞かれたが優しさは相手が欲しいかどうかは別として善意で与えるものである。これは自分でも納得のいかないものだがこれを前提として話を進める。

 

愛情は相手が欲しいものを与える、例えば「こんな言葉が欲しい」「こんなことをしてほしい」といったものである。欲しがっているものであるので相手は満足する。

優しさは相手が欲しいかは関係なく与えるもの、例えばお節介や彼女の自己犠牲である。それらが相手の欲しがっているものと合致していればそれは愛情になりうる。が、そうでない場合優しさになってしまう。

 

1.私が彼から受けていたものは愛情ではなく優しさだった。例えば彼が持ってきてくれた水。私にとって要らないものだったけれど彼はくれた。要らないけれど、「ありがとう」と受け取った。彼がくれたのは優しさである。

 

2.彼がくれたのは愛情でもなんでもなかった。彼が私を束縛していたのは自分のためであり私のためではなかった。彼にとっては愛情だったかもしれないが私はそれを求めていなかった。また、この時の束縛は善意ではない。ので、愛情でも優しさでもなかった。